#木のスプーン

朱里桜は赤身や白太があるのは当たり前だけど、たまに淡いピンク色の木肌に出会う時がある。

その出会いはなかなかとやってこない。

今回僅かなその部分を利用して、
何か出来ないかと考えてみたら、スプーン位しか出来ないと思い、作ってみた。

二股の斬新なデザインと、
すくう部分の先を広げた広口の
かわいい2本だ。

二股のカレースプーンもナラで作ってみたが、木目の感じが栗にしか見えないのが残念でならない。

次は山葡萄のスプーン
左利き用だ。

細い枝なので余り大きなスプーンは作れない。
それどころか、芯があるのでスプーン部に絶対に節や芯が出てしまう。
だが、それを味があると眺めていると世界で一つだけのスプーンになる。

歳を重ねてこの様なスプーンを使っていたら、かなりカッコいい。

木のスプーンを使ったら、もう金属のスプーンには戻れない。