台風19号はかなりの被害の爪跡を残した。
千葉では9月9日の15号の影響で今だに停電復旧すらしていない地域にも、容赦なく襲いかかった。
これだけ広範囲な災害は初めてだ。
更に首都圏どストレートに通過するなど前代未聞。
夜には川の増水でアップアップ状態にきて、ダムの放流が
各県各地域で時間差はあってもほぼ同時に放流されるという事態に!
これから更に水かさが増すのかと不安になるシーンも。
行政のせいにするには簡単だが、これだけの雨を吐かせるのは誰がしても簡単ではない。
しかしニュースを見ていると、川の増水を見に行くと言って帰って来ない人が多い。
更には70歳を超えているのに何故外に出るのか?
仕方なく災害に会う人もいるが、それなりの理由があって、必然的に災害に遭っている人もいる。
水とは何滴かであれば、飲み水にもなるが、多くを集めたら災害にもなる。
しかし自然とは恐ろしいもの。
あれだけの水量が空の上にあるんだから。
しかもここだけ降らしているのではなく、海の上も降らしながら移動しているわけだから、どれだけの水が天にあるのかということだ。
自然は自然に戻ろうとする。
森はダムの何百倍も保水する。
しかしそれを壊してコンクリートで固めたダムを作る。
針葉樹の山は土砂崩れが激しい。
広葉樹の森を改めて守らないといけない。
日本は世界でも海産物の種類が多いそうだ。
それらは日本の山が作り出している。
海を山が育てていると言っても過言ではない。
水と石油とどちらが大切ですか?
知識と知恵とどちらが大切ですか?
森とコンクリートとどちらが大切ですか?