昨日、不思議な体験をした。
仕事の休憩中に、目の前の森を眺めていたら、ヤマキ蝶なのか、モンキ蝶なのかわからないが、全身黄色い蝶ってよくいますよね。
森の手前は草しか生えないゾーンで、花すら咲いていない所に、この黄色い蝶が十数匹、どこからともなく集まってきて、ヒラヒラと舞っているのです。
私の視界は前方180度、視界を遮るものはなく、左右全開で見渡せる状態です。
そこに、そこにですよ、
私の目の前正面だけに、
十数匹の黄色い蝶が集まってきて、ヒラヒラ舞っているのです。
それはお花畑状態です。
花すら咲いていない所ですが
その映像はまさに、まさにですよ、お花畑状態です。
私は生まれてこの方、蝶を見たとしても、多くても2-3匹がいい所です。
所が目の前に広がる視界に、
どこから集まったのか、
私の目の前にだけ、十数匹の
蝶が集まってヒラヒラ舞っているのです。
花すら咲いていない草むらに
十数匹の蝶が舞うだけで、
こんなにも華やかになるんだということを見させられました。
それを見ながら、何で美しいと思うのかとちょっと考えてみたわけです。
あの危なげないヒラヒラした飛び方は飛ぶと言うより、
舞っているとしか言い表せません。
あの不安定なヒラヒラ。
それを美しいと感じてしまう。
まぁ、如何なる理由を付けても、それは理屈でしかないのだけど、神様からご褒美をいただけたんだと思うしかありません。
普通一日が終わると、みんなその日のいいこと、悪いことを振り返り、思い出しそれについて考える事があると思うんですね。
私は何故か、この日はその映像が頭から離れず、一日中それがフラッシュバックの様に頭の中から離れませんでした。
何気ない日常の、何気ない風景でしかないのですが、そんな事が頭から離れない時って
ありませんか？
私はそれをメッセージだと思っています。
今思うと写真を撮れば良かったと思うのですが、その瞬間心を奪われて、それすら意識になかったのです。
心を奪われる出来事って、
我を忘れてしまっていて、
ある意味、脱け殻状態になってしまっていますよね。
まぁ何でもない話なのですが
聞く人によれば、脱け殻になるほどの衝撃的な話なんですけどね。
たった十数匹の蝶が、目の前に集まってきて、ヒラヒラしていたというだけの話ですが
人によっては、それを見過ごす方もいると思います。
同じシーンに出くわしても、
見る人、聞く人によって、
感じ取れる人、もしくは
目にすら入らないで、認識すら出来ない人がいると思います。
これは蝶の話に限らず、
人の会話とか、あらゆる
シーンで言える事だと思います。
それは意識の世界で、
あなたの立ち位置を示しているとも言えます。
私は去年まで都会に住んでいました。
大通りは車の音が凄くて、
みんなうるさいなと思うと思うんですよね。
そんな中でも私には、時々
鳥の声が聞こえたり、虫の声が聞こえたりしました。
激しい車の往来の爆音の中で
意識が何かに集中していないと、または囚われていないと
意外とその様な声が耳に入ってくるものです。
これ凄く大事な事だと思うんですね。
ひとつ何かで見た記事を思い出したので書き記します。
なんかの集まりで国際会議があって、会場に世界から選ばれた人達が集まっていたそうです。
確か科学的な集まりか、医療関係だったと記憶していますが、そこの会場で虫が鳴いていて凄くうるさかったそうです。
確かセミの声だったと思います。
日本の代表の方が、虫の声がうるさくて人の声も聞き取れない程らしく、虫の声がうるさくないですか？と周囲の人に聞いたらしいです。
ところが日本人以外の各国の人達は、虫の声？
認識出来ていないということでした。
虫の声が認識出来るのは
日本人だけだと、その記事で知りました。
不思議ですね。
