youtuberやアフェリエイトで稼いでいる人が増加している。
この事について考えてみたいと思う。
社会経済が崩壊しつつある現在、
インターネットで広告収入を得て生活している人が増えている。
それはいい事だと言えるし、社畜になり
一生を終える年配の人は羨ましい限りではないだろうか。
しかし現代において、年配の方が会社に勤め上げるという社会システム自体が崩壊していて、会社自体が何かに囚われているのか、会社としての機能を果たしておらず、若者は年配の方が勤めている状況とは違い、一概に比べる事は出来ないとも思う。
それはそれで現実なのでいいのですが、
私は少し人間としてのあるべき姿から
危機感を感じるのだ。
それはネットで億を稼ぎ出す人もいて、
仕事など勿論せずに、自由気ままに生きているわけだが、中には湧いて出てくるお金を無造作に使い放題使い、その有様をまたネット配信して、集客を集めるという手法だ。
それは集客の手法なので、そういうやり方もあるだろう。
またそれ以外、そこまで儲けていなくても、会社を辞め、自由気ままに生きている人にも言える事だが、よく考えて欲しい。
多くは広告という収入でそれは成り立っている。それは商品を宣伝するという
行為だ。
つまり商品が無ければ広告すら無くなるということを知らないとならない。
この物の溢れた時代だからこそ成り立っている商売だが、じきに貨幣経済の崩壊が叫ばれている今日、もしくは戦争もいつ起きてもおかしくない現代において、
実態を見つめたら、それは虚構に過ぎない。
なぜなら、生きていく上で衣食住が最低限必要と昔から言われているが、本当にそれらのものを作っている人がいる事で成り立っている事を忘れてはならない。
僕らは何かを食べて生きている。
どこのお店が美味しいとかより、まず食べ物を作っている人がいることによって、美味しいお店も出来るし、まずいお店もあるだろう。
原点はそれの元になるものを、実体として、それらの物を作っている人がいるということだ。
それらを無くして、今のネットビジネスも何もないのである。
言いたい事は実体のある物を作り上げている人がいるということだ。
もしみんながこれからの世代、それを煌びやかに捉えて、汗をかき物を作るという仕事をないがしろにした時、それは
劣る国に成り下がり、実体である者は
バーチャルでは生きれなくなるという事を思い知る目にあう気がするのである。
あくまでネット収入はどれだけ稼いだとしても、それは補助的な物だと知るべきだ。
童話とは子供に聞かせる話ではなく、
1つの予言と捉えた方がいい。
神話にしても同じだ。
たぬきから貰ったお金はある日、
木の葉に変わり、ピノキオが煌びやかな世界に友達に誘われて、おじいさんの言うことをウザったがるように、アリとキリギリスのような事が起きかねない。
如何なる時代が変化しようと、私は思うのである。
何でも出来た人が強いのであって、
作り出している人が本当の意味で強い。
戦後の日本もそれでのし上がってきた。
ある時から、別のものを追いかけ始めて
今の日本の会社が亡骸になり、技術も盗まれ、人も人と思わず、海外の投資家の
奴隷と化してきている。
昔の健全な会社を探す方が難しい。
10年前、誰が韓国や中国の携帯電話を日本人が使う事を予想しただろうか?
東芝、軒並み抜け殻の会社になってしまった。
シャープが中国傘下の会社に成り下がったことなど、液晶部門で揺るぎない会社だったのに、今では日本の企業とは言えない、中国企業の傘下なのだ。
私は個人レベルでも、これからそのようなことが起きてくると思う。
更には国レベルでもそうなってくる前兆が見え隠れしていると思えて仕方ない。